今回は「社会人の方が英語を独学で流暢に話せるようになるために必要な勉強法」について。
必要なのは「センス」でも「天才であること」でもありません。
ただ「諦めないこと」。 普段日中のほとんどはお仕事をしている社会人の皆様。本当にお疲れ様です。そんな状態でも英語(それだけでなく様々なチャレンジ)をトライしようとしている全ての戦士にリスペクトを。
先にもあった通り、社会人になって何かにチャレンジしようとすると、何かと邪魔になってくるのが言い訳です。
「結構難しいから」「時間がかかるから」そういう理由で諦めてしまっている社会人の方がこの世の中ごまんといるわけです。
本記事では、そんな忙しいあなたでも実践することができる。効率化つ実用的な学習方法を紹介します。
言語を学ぶ=文化を学ぶ
まずお話しするのは、「マインドセット」の部分です。要はどのような気持ちの持ち方で英語学習をするべきなのか。
英語に限らず、外国語全般を学ぶ際の話ですが、
確かに外国語を学ぶことは非常に難しいです。ただ、一体何が難しいのでしょうか?実は「文法」でも「単語」でもないんです。確かにそれも難しく、英語学習において避けることができない部分なのですが、英語学習をより難しくしている部分は実はそこではありません。
英語を学ぶにあたって1番の難関は、「その文化を理解すること」です。
言語の文化とは?
例えば、
日本語には「教えて“あげる”」「教えて”もらう”」「教えて”くれる”」という言葉があります。
どれもAさんがBさんに何かを”教える”と言っているだけなのですが、状況によって後半部分(3文字)が変わってきますよね?
これは言葉の奥底に「思いやりを”あげたり””もらったり”」を表現しているんです。
ただ、その奥ゆかしさが、その文化が英語にはないのです。
だから日本語学習者にとってここは、1つの最難関になるのは想像できますね。
反対に、我々が英語を話すときに、
「先日は〜を教えていただきありがとうございました」 と相手に伝えたいとき、
「教えて”いただき”ってなんて言うんだろう?」
と詰まってしまうわけです。
こういった文化の違いというのを1つ1つ解消しなければならない。そこが1番の難関なのです。 その結果が主に「文法」や「イディオム」などに出てきているというわけなのです。
ちなみに、英語では教えて”もらう”も、教えて”あげる”も”teach”を使います。
文法の練習方法
さて、そこのマインドセットをしっかりとした上で、例えば「新しい文法」を学んだとしましょう。
このブログのトピックは「社会人がどのようにして独学で英語を学ぶか」です。
あなたはどのようにアウトプットしていますか?
独学で英語学習をする際、肝になってくるのがこの「アウトプット」です。「アウトプット先が見つからない」/「アウトプットの方法がわからない」これが1番避けたい問題です。
ここでは、普段から忙しい社会人の皆様が使える、アウトプット法をお伝えします。
結論から申し上げると、「習った文法・単語はリアルなシチュエーションで使え」です。
例えば、「仮定法」を習ったとしましょう。
軽く仮定法について説明をすると、「もし〜がーなら、⚪︎するのに」という文法です。詳しくはこちらに書いてあります。
よくあるテキストに書いてある例文は、「もし私が鳥だったら、自由に空を飛ぶことができるのに」的な文章です。
ただ、この例文はあまりにもテンプレ化してしまい、リアル感がありません。
ではどうするか。仮定法に限った話をするのであれば、「仮定法」=「妄想」です。
「もし僕が山田裕貴ならモテモテなのになぁ」
「もし俺がイーロンマスクなら名前はXにはしないなぁ」
「(友達へのアドバイスで)いや、俺ならしないね」
こんな文章全部「仮定法」で作ることができるのです。
アウトプット≠話す
「アウトプット」=「自分で使ってみる」です。
「話す相手がいないからアウトプットができない」
とよく相談を受けますが、実は根本的に間違っているのです。
そりゃ英語を話す相手がいるのであれば、それに越したことはありませんが、そういう状況にないことの方が多いです。
その際、単に諦めてしまうのではなく、「とにかく自分で使ってみること」が一番なのです。
それが合っているかどうかを知りたいのなら、「録音」→「書き出し」→「ChatGPTで確認」のステップを踏めば文法的なミスもカバーしてくれます。
英単語の覚え方
問題を解いてみたり、実際に習った文法を使って何かアウトプットしようとしたりする際、
「これってなんて言うんだろう?」
というシーンにぶち当たります。それが「単語」だった場合、「ノートにリスト化」しましょう。
1度書いて仕舞えば、
もう書く必要はありません。
あとはひたすら「見る」「声に出して読む」をどれだけの単語があるのかにもよりますが、
大体朝/昼/晩2周ずつ程度(1分くらい)繰り返します。
ずっと繰り返してくると、だんだんと覚えてくる単語が出てきます。そうなると✅を入れて、
(反対でも🆗。私は反対でしましたが、オススメは覚えた単語に✅)
次回からはその単語は見る必要はありません。
単語はこのステップをひたすら踏めば、誰でも覚えられます。
できるなら文法と同じように、自分のリアルな生活にその新しい単語を落とし込んでいくと、効果は倍増です。
英語の発音は”真似っこ”
さて、ここから実際に私が出会った言語学者が推奨する発音矯正方法を皆さんにシェアしたいと思います。
①「モデルを見つけて真似する」
②「動画に自分が話している姿を動画で収める」
③「モデルと比べて修正していく」
この3ステップが踏めると発音は全く問題ありません。必ずキレイになっていきます。
英語のモデルの見つけ方
映画/ドラマ/バンドの人etc…なんでも良いです。かっこいいな!と思った人をまず見つけてください。
基本的にはどんな作品どんな方をモデルにしても構わないのですが、おすすめと注意点だけご紹介しておきます。
<避けた方がいいモデル>
- ボソボソ話す系: ex パイレーツオブカリビアン ジャック・スパロウ
- ボディーランゲージが難しい: ex マスク あの緑のやつ
<おすすめ>
- はっきり話す系: ex アヴリル・ラヴィーン
- 学園/日常系のドラマor映画: ex: ハイスクールミュージカル, フラーハウス
- インタビュー映像/ 撮影裏(back scene)
映画のストーリーも大切
これは発音とはまた違った話になってまいりますが、
パイレーツオブカリビアンは、時代が海賊時代17世紀ごろになるので、もちろん当時の英語表現や単語がよく出てきます。それらの表現は現代ではあまり使えないことがよくあります。
さらに、この映画のメインキャラクターのジャック・スパロウは基本酔っ払った話し方をするので、聞き取りが難しいです。
また、ボディランゲージも含めて真似していただきたいので、映画「マスク」のようなそもそも存在が不確かなものは避けたほうがいいかもしれません。
反対に、おすすめなのは「現実的」で「状況を想像しやすく」、「ハッキリ話している」こと。
そのあたりを考えて、私が激推しするのはアヴリルラヴィーンです。
下記にいくつか動画を添付しておくのでチェックしてみてください。
これらはあくまで、発音のモデルをする上でのおすすめになることと、
「それでも私はこの人をモデルにしたい!」
というのであれば、そのひとをモデルにした方が良いです。モチベーションにつながってきますからね。
まとめ
英語の勉強は決して簡単ではありませんが、「諦めない」姿勢が成功への鍵です。
新しい言語を学ぶ事=その文化を理解すること
だから難しいに決まっていることを理解する。
そのマインドセットのまま、
文法は実際のシチュエーションで実際に使う。
単語はリスト化して覚える。
発音はモデルを見つけて真似をする。
これを基本にすれば社会人でもゼロから英語を学ぶことができます。
これは日常会話に限った話ではありません。
ビジネス英語でも同じことが言えます。
このブログ記事が、英語を勉強する社会人の皆さんがゼロから英語を学び始める際の参考になれば幸いです。
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