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カナダのホームステイは最悪
カナダのホームステイは最悪
ホストファミリーとトラブルになる前に読んでほしい

この投稿は2022年にカナダ・バンクーバーにいた時に投稿したブログ記事のリライトになります。

初めてのカナダ

カナダに来て1週間が経ちました!
早かったような長かったような不思議な感覚ですが、「もう1週間たったのか」
というのが今の正直な感想です…。
カナダ留学の準備をして、
1泊目はホテルに泊まるから予約の確認をして、
ホストファミリーに1時に会うからルート検索をして、
ホストファミリーに無事会えたと思ったら今度は、その後の部屋探し…。

てんやわんやな1週間でしたが、
そんな中でもこの時点でバンクーバー留学について気がついたことを、
書いていこうと思います。


ホストファミリーについて

あくまで一個人としての意見となり、数少ない短期のアメリカ留学2回のホームステイの経験を重ねての意見となります
この記事が全てではありませんので、悪しからず…。

カナダのホストファミリーについてですが、
数年前に経験したアメリカのホストファミリーと比べてかなり割り切ってる人が多いみたいです。

つまり、ホストファミリーとして皆様を受け入れることを仕事と考えてる方が多いということです。

そもそも、“ホームステイ”と聞いて皆様が想像するのはどんなものでしょうか?

週末はBBQをして〜、
たまに家族でどこかへ出掛けて〜、
とにかくフレンドリーなのー!!

一切ございません!

夢を壊すようで大変申し訳ございませんが、
少なくとも今私がいるホームステイ先では、そういうのは全くと言っていいほどありません

朝起きてもいないし、帰ってきてもいないのは当たり前。

夜ご飯時は1階から

“Dinner!”

と言う声を聞いてすぐに降りて行ってもまたいなくなってる…。

「ハウスルール」を聞いても教えてくれない。

対して、アメリカでのホストファミリーはかなりフレンドリーでした。
当時私はダンスをしていたのですが、

ダンスやってるのかい!
俺はギター弾くことできるから、今度教会でライブやろうよ!

と言ってもらったり、とにかく色々なことをして頂いたのを覚えています。

ホームステイの違い

アメリカとカナダのおきな違いは、
🇺🇸「ファミリーとして受け入れる」
🇨🇦「仕事として受け入れる」
ファミリーとして受け入れてくれるなら、もちろん「家族」なのでそこに「愛」があります。
仕事として受け入れるなら「必要最低限の提供」さえすればあとは何もしない。
どっちが良い/悪いの話ではなく、
好みの話ですね!

※あくまで私の考えです。

ホームステイで注意すべきところ

これはカナダでもアメリカでも同じことが言えることですが、自分が思っていることは基本的に口に出して言わないとわかりません!

我々日本人にとって、「はっきりと意見を言う」ということは、多少なりともハードルを感じる部分ではありますが、これは乗り越えなければならないハードルです。

ホームステイ先で出された料理が口に合わない場合はどうする?

どう?私の自信作なんだけど!

例えば、ホームステイ先で出された食事が口に合わなかったとしましょう。

その国の郷土料理の様なものらしいですが、
なんとなく美味しくない…

なんとも形容しがたい味がする。
ホストファミリーはワクワクした目で見てくる。

さてあなたはどうこの状況を切り抜けますか?

愛想笑いで、「美味しい」なんて言おうもんなら、そこからどんどんその料理が出てくることになるでしょう…

かといって、

え、クソまずいんだが

というのもマズいわけですよ…(もちろん)

ではどうすればホームステイ先の家族に気を悪くさせずに伝えることができるのでしょうか?

ホストファミリーに想いを伝える

このセクションでは実際にどのようにして
ホストファミリーに自分の気持ち(特に嫌なとき)を
伝えるのかを伝授していきます。

大切なのは、

①High-contextとLow-contextを知ること

②No aggressive but be assertive

③Explain, Needs&Wants, Expression&Gestures

以上の3つです。

Context とは

まず初めは①High-contextとLow-contextを知ることですね。

要はその国は空気を読む文化なのか
読まない文化なのかという話です。

そこでこちらの画像をご覧ください。

こちらはLinkedinから借用いたしました

右側に行けば行くほど「空気を読む文化」になり、

左側に行けば行くほど「空気を読まない文化」になります。

ここで勘違いしていただきたくないことが1点。

決して「空気を読まないから悪い」というわけではありません。

要は「はっきりと言わないと伝わらない可能性がある文化」という認識を持っていただきたいのです。

それを踏まえた上で改めて上記の画像で確認してほしいことが、

アメリカの国旗の位置と
日本の国旗の位置

日本は言うまでもなく、一番右側にあります。

という文化が

「暗黙の了解」や「直接的でなく雰囲気で伝える」

この様な文化を作り上げたわけですね。

対して北米(今回はアメリカ)は左から2番目にあります。

この様な文化があります。

以上のことから、

我々日本人の考え方をそのままその文化に充てると

なんなのはっきり言ってよ

という風に余計なトラブルを巻き起こす結果に
なってしまう可能性があります。

それを避けるためにも、心を鬼にして
自分は『何がなんで嫌なのか』をしっかりと伝える必要があります。

主張はしっかりしよう

続きまして②No aggressive but be assertive

いきなり英語で言われても分かりませんよね笑

「攻撃的にはなるな。でも主張はしろよ」

という意味です。

その際押さえておきたいポイントが3つあります。それが…

  • Explain(理由の説明)
  • Needs & wants(どうしたいのか/どうして欲しいのか)
  • Expression & gestures(表現とジェスチャー)

以上の3つです。

理由の説明

どうしてそれが嫌なのかを具体的にはっきりと言いましょう。

例えば食事に関してだと、

「辛すぎるんだ」「甘すぎるんだ」
「どうしても受け付けないんだ」

自分がなぜその食事が嫌なのかをはっきりと言いましょう。

ただそれだけで終わってしまうと、

そう?私にはちょうどいいよ!

なんて思っていた返事とは確実に違う返答がホストファミリーから返ってくる可能性がまだあります。

その理由が、「英語」にあるんですね。
(詳しくは後日お話しします)

そこまで空気は読めないことはないだろう。
と思うかもしれませんが、少なくとも私のホストファミリーはそんな感じでした。

ならどうするべきか、そこで必要になってくるのが…

どうしたいのかの主張

どうしてそれが嫌なのかを具体的にはっきりと言いましょう。

ここで1つ私の友人の話を聞いてください。

昔、友人とアメリカのポートランドにホームステイした際、
彼のお弁当に人参の料理が出てきたんです。

彼は人参が大の嫌いでした。

「少々の食文化の違いは受け入れられるけど、これは無理だ!」

そう思った彼は勇気を持ってホストマザーにこう言いました。

“I don’t like carrots.”「僕は人参が嫌いなんだ」

“OK!”

ほっと一息つき、次の日のお昼ご飯です。

期待して蓋を開けると、満杯の人参の生野菜が鎮座していました。

料理すらされていない、ただの人参です。なかなかの量がありました…。

何をどう勘違いしたのか分かりませんが、
このような事件が実際に起きたのです。

せっかく言いづらい申し出を、勇気を振り絞って伝えたのに
もしこの申し出をホストファミリーは、

この子は⚪︎⚪︎が苦手なんだ…
だから”克服”したいのね!

なんて勘違いされてしまったとしたら…。
これほど恐ろしい話はありませね。

それでは彼の伝え方の何が悪かったのでしょうか?

答えは3つ目のExpression&Gesture にありました。

ジェスチャーが最強

そんなこと言われても、できるか分からないし、
そもそも英語力に自信がないよ…

なんて思う方もご安心ください。
ここさえ押さえてしまえば、なんとか伝えることができるんです。

必要なのは
「演・技・力」です。

ものすごく申し訳なさそうに言ってください!

それだけでも伝わり方が全く違ってきます。

以上の

①High-contextとLow-contextを知ること

②No aggressive but be assertive

③Explain, Needs&Wants, Expression&Gestures

この3つを意識して伝えることができれば、
ホストファミリーとの衝突は避けられるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょか?

これからホームステイすることが決まっている方、ホームステイしようとしている方。

日本を発つ前に読んでいただけると幸せです。

もちろん今現在ホームステイしている方もどんどん読んでくださいね!

  • Explain(理由の説明)
  • Needs & wants(どうしたいのか/どうして欲しいのか)
  • Expression & gestures(表現とジェスチャー)

特にこの3つは是非覚えておいて損はないと思います。

それくらい分かるでしょ!

このスタンスは非常にカッコ悪いです…

血のつながった家族ですら、「あなた」ではないので伝わるわけがないんです。

少しずつでもいいので、自分が感じたことは自分が責任を持って、
相手を傷つけずに伝える様にしましょう。

言わないのは、相手を想ってる訳ではありません。嫌われたくないというあなたのわがままです!
むしろ失礼に値します。

とか偉そうに言う私も純ジャパニーズなので、
自分の気持ちをハッキリと伝えるのは苦手です笑

こればかりは、失敗しながら少しずつ理解していくしかできないんですね。残念ながら…

せっかくのホームステイ。
ホストファミリーと仲良くしたいですしね!

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ぜひ覗いて行ってみてくださいね!

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